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私の読書日記

読んだ本や本に関する日記

世界の終りと夜明け前

 たまに、「どうして私は生きているんだろう」とか「そういや、なんでここにいて、仕事して家族と生活しているんだろう」みたいな虚脱感に陥ることがある。鏡で顔見て「これ私?」みたいなことも多々。自分の存在に疑問を持つことがあって、他人に話すと「君は病んでいるんだね~」とかそうこと言われるから特に話さないけど、個人的に病んでいるつもりもない。私にとってこの状態は正常運転だ。なんなんだこの乱筆乱文は。

 

浅野いにおさんの『世界の終りと夜明け前』を読んだ。オムニバスの短編集漫画。一時期友人が貪るように浅野いにお作品を読んで「やっぱいいわ~」みたいに悦に浸ってて、逆に浅野いにお作品を読むことを拒否していた時期がある。思いのほか読んでる人が多くて驚いたけど。

 

そんな時期も落ち着いて今では「エロ」と「グロ」がやたら漫画界で流行っている印象だったので、このタイミングで浅野作品に触れてみようと思って買った。ちなみに、エロもグロの漫画も私は好きではない。最近なんで多いの?

 

面白いというか、なんか正直嫌だった。昔の鬱々とした自分を見ている気がして若干不快になった。こんなことに悩んでいた自分、こんなことばかり考えていた自分、物事を俯瞰してみることが多い自分を見せつけられている気がして、嫌だった。でも、浅野さんの作品が評価されているということは、多くの人がそんな気持ちを抱えていても、それを出すことができずにいて、それを体現する存在として浅野さんの作品があるのだと思うと少し納得した。

 

好きなんだけど嫌い。非常にむず痒い作品。

 

世界の終わりと夜明け前 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

世界の終わりと夜明け前 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

 

 

永沢君

漫画

 やられた。BOOKOFFで108円。あまり期待もせずに買った、さくらももこ作「永沢君」。面白かった。いや、とても面白い。もはやバイブル。

 

内容はおなじみ『ちびまる子ちゃんの』スピンオフで、永沢君が主人公であるお話。玉ねぎ頭で、卑怯でおなじみ藤木君といつも一緒にいる、腹黒かつ横柄な性格な人、それが永沢君。そんな永沢君の学校生活を垣間見ることができる。

 

いや、ここまで性格悪いのかと思うくらい悪い。この玉ねぎ思っている以上に悪。卑怯な藤木君も大概だけど、それを軽く上回る。そしてありとあらゆる悪口及び、したたかさで相手を困惑しても屁とも思ってない。メンタルは意外に強いのかもしれない。驚いたのが、城ケ崎さんが永沢君のことを少し気にしているという真実。ただ、城ケ崎さんの好意というのは、自分に興味を持とうとしない、その反感からきている気がして、城ケ崎さんも結構性格ねじ曲がってんな~と思ってしまった次第。

 

この中は卑怯「藤木」、極悪人「永沢」、デブで愚鈍「小杉」が主にメインで話が進むけど、将来的に普通に生活しているのは藤木な気がしてならない。というより、藤木のような人は身近にいるきがする。小杉は自分は幸せだけど、周りからすればそれが理解できない不思議な生活を歩みそう。永沢は大物になるか、早死にするかどっちかだと思う。あんなに反感買う生き方を歩めるのも、一種の才能だと思う。

 

普段見ていなかったちびまる子ちゃんを思わずみたくさせる、そんなシュールなギャグマンガでした。

 

永沢君 (イッキコミックス)

永沢君 (イッキコミックス)

 

 

私の好きな週末

漫画

 普段は活字の本ばかり読んでいる私ですが、定期的に「漫画読みたい」願望が頂点に達して、衝動的に漫画を買うことがあります。ただ、一時的なもので、巻数が多い漫画を買ってしまうと最後まで買わなければいけない羽目に陥るので、このパターンに陥った時は、1巻完結の漫画を探して購入しています。もしくは3巻くらいまでが限度。今回は三好銀さんの『私の好きな週末』を購入し、読みました。例によって1巻完結の短編集。

 

漫画の帯に『追悼 緊急刊行』とあるので、あぁ~亡くなってしまったのだなと思いながら読みました。実をいうと、感想がこれまたうまく書けない。結構昔の作品なのかな~と思って読んでたら、そこまで昔ではなく最近の時代背景だったり、日常なんだけど非日常に感じたりと、すごくふわふわした感覚に襲われました。

 

私がこの本を買ったのは、表紙の女性に不思議な魅力を感じたから。正直可愛くはないこの女性。中で書かれている女性も正直どうなんだろう…と思う女の子がちらほら。でも…時折すごく魅力的に見えてドキッとする。アンニュイというかなんというか。そんな画風に惚れてしまった気がします。

 

洒落たカフェとかに置いてあったら映えそうな一冊。『シルエットの時間』が好きです。

 

私の好きな週末 (ビームコミックス)

私の好きな週末 (ビームコミックス)