私の読書日記

読んだ本や本に関する日記

世界の終りと夜明け前

 たまに、「どうして私は生きているんだろう」とか「そういや、なんでここにいて、仕事して家族と生活しているんだろう」みたいな虚脱感に陥ることがある。鏡で顔見て「これ私?」みたいなことも多々。自分の存在に疑問を持つことがあって、他人に話すと「君は病んでいるんだね~」とかそうこと言われるから特に話さないけど、個人的に病んでいるつもりもない。私にとってこの状態は正常運転だ。なんなんだこの乱筆乱文は。

 

浅野いにおさんの『世界の終りと夜明け前』を読んだ。オムニバスの短編集漫画。一時期友人が貪るように浅野いにお作品を読んで「やっぱいいわ~」みたいに悦に浸ってて、逆に浅野いにお作品を読むことを拒否していた時期がある。思いのほか読んでる人が多くて驚いたけど。

 

そんな時期も落ち着いて今では「エロ」と「グロ」がやたら漫画界で流行っている印象だったので、このタイミングで浅野作品に触れてみようと思って買った。ちなみに、エロもグロの漫画も私は好きではない。最近なんで多いの?

 

面白いというか、なんか正直嫌だった。昔の鬱々とした自分を見ている気がして若干不快になった。こんなことに悩んでいた自分、こんなことばかり考えていた自分、物事を俯瞰してみることが多い自分を見せつけられている気がして、嫌だった。でも、浅野さんの作品が評価されているということは、多くの人がそんな気持ちを抱えていても、それを出すことができずにいて、それを体現する存在として浅野さんの作品があるのだと思うと少し納得した。

 

好きなんだけど嫌い。非常にむず痒い作品。

 

世界の終わりと夜明け前 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

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